弁護士のブログBlog
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
今日,初出勤の途上,頭に思い浮かんだ言葉が,
「一年の計は元旦にあり」だった。
正月三が日は,またたくまに過ぎていったが,
「元旦」に「一年の計」を考えなかった自戒の意を込めて,
今年の決意を書いておこう。
「一年の計は元旦にあり」 という言葉の本義は,
周知のとおり,「新しい年を迎えるに当たっては,その一年になすべきことを,
年初の元旦に計画すべきだ。」という趣旨である。
この言葉の,由来には諸説あるようだが,
有力説として,毛利元就の下記の言葉に由来するという説がある。
曰く
一年の計は春にあり
一月の計は朔(ついたち)にあり
一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり
と。
実は,昨年読んだ禅僧の啓蒙書に,
類似のことが書かれてあった。
が,その禅僧は,さらに一歩進んで,
一日の計は,昨夜のうちに計画し,
午前中に大事なことから実行し,主要なことは午前中に仕上げよ!,
と力説されていた。
最近,とくに1年が短く感じられる。
昨年の1年間も「光陰矢の如し」だった。
それに,弁護士の仕事は,想定外の時期に,想定外のところから,
めぐってくることが少なくなく,常に時間的・精神的な余裕をもっていないと,
新規の仕事に対応できない。
てなわけで,この一年は,
この「1月の間」に,早め早めに重要な仕事を全て仕上げることに努め,
少なくとも,「1月中に」主要な準備を終え,「この1月を」充実させるこそが,
この一年の良否を制するものと肝に銘じておきたい。
自戒の意を込めて。